9/2,3の展示・即売会で注目されていたブリット500EFIについて・・・
55年以上という長い時間、基本設計を変えずに生産し続けられ、世界最長のモデルライフを誇るロイヤルエンフィールドの 「ブリット500」
昔ながらのビッグシングルの味わいは、「新車で手に入れられる、本物のヴィンテージ」なんです!
基本設計は1955年のそれを守り続けているとはいえ、品質向上の努力や時代に合わせた細部の改良は常に行われております
最大の改良はUCE (ユニット・コンストラクション・エンジン)新型エンジン
ミッションのクランクケース一体化、アルミシリンダーの採用、吸気系の電子制御式インジェクション化など、現代の一般的なエンジンになっています
ブリットの歴史が始まって以来の大変革ですが、これは環境問題への対応や信頼性向上のために行われたもので、84mm×90mmというボア×ストローク径に変更はなく、ロングストローク・ビッグシングルの乗り味は健在
ブリットの存在意義たる、エンジンのテイストが堅持されています
フレームは新型エンジンに合わせてエンジンマウントが変更されているが、基本骨格は1955年モデルのままなのが素晴らしい!
しかし、フロントブレーキはドラムからディスクに改められ、リアショックユニットがリザーバータンク付きに変更されているなど、走りに関する所も合わせて進化しています
走っていると実に心地よく口もとが自然と緩んでくる
トルク特性に関しては、強い押し出し感以上に実に粘り強く回るのが特徴的
トップギアでアイドリング付近の回転数まで落とすと、速度は 40km/h ほどになるのだが、そこからスロットルを開けていってもエンジンは息つくことなく吹け上がっていきます
なので、このブリット500EFIは気負わずに 「普通に乗れてしまう」ことです
趣味のバイクとしてはもちろん、日常のアシに使うことも全然問題ないです
それこそバイクビギナーや復活組にも薦められる親しみやすさを備えています
名目上、現代に生産される最新モデルではあるが、55年以上前に設計されたバイクですが、時代に合わせたアップデートは行われているし、エンジンもリニューアルされています
設計当時のエンジニア達素晴らしさにビックリです!
また、ブリットを大事に育て、熟成を重ねてきたロイヤルエンフィールドの素晴らしさ
ブリット 500EFI は、国産スーパースポーツのように速くもなければ、欧州製ツアラーのような高速道路を楽々に長距離を走る感覚もないですが、特に目的も決めずただひたすら走る、ノンビリ景色や移り行く季節を感じながら走るというバイクに乗る基本は他のメーカー以上に持っています
とことんシンプルでスタンダードな存在だけに「これがイイ!、これが楽しい!」と、バイク本来の根源的な楽しさに気付かせてくれる最高の1台です
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