欲しいバイクがあるけど雑誌のインプレッションやバイク屋の声ではなく、オーナーさんの生の声が知りたい、参考にしたいという思いをモトエスマガジンでは新たにコーナーにしてみました
初回は今一番気になるバイク、DUCATI 1199 Panigale Sに乗る新川さん
先月
納車させて頂き、今回は初回点検でご入庫頂いたタイミングで1199 Panigale Sについて聞いてみました
新川さんの愛車はこの1199 Panigale S以外に、バイクに乗りはじめてからの最初の相棒HARLEY DAVIDSON スポーツスター1200Sを10年以上乗っています
そんなHARLEY乗りだった新川さんがDUCATIに興味を持った切っ掛けはDUCATI 999だった
「当時、DUCATIというメーカーは知らなかったのですが、たまたまバイクショップで999を見た時に、なんて格好イイバイクがあるんだろう・・・と思い試乗してみたんです。試乗してみて999のパワーというかなんというかあの衝撃は忘れられませんでした」
それから夢にまで999が出てくるのですが、思いをカタチにする事が出来ず999は終了し、1098~1198へとモデルチェンジしていきます
「1098や1198は凄いなとは思いましたが、999のような衝撃はなかったんです。でも1199 Panigaleが発表になった時には999の時と同じような衝撃がありましたね」
しかし、999への思いは強く1199 Panigaleにしようか、中古で999にしようか悩んだそうです
そこで、決め手になったのは「DUCATI新世代スーパーバイク」「現代のDUCATIスーパーバイクはまさに最新は最良」を体感したいという気持ちで1199 Panigale Sを購入
そして、納車された日は相棒に挨拶がてら軽くツーリング
「60キロ位走ってようやく自分のバイクという実感が涌きました。お店を出る・・・いえ、お店にバイクを取りに行く位から緊張してましたから(笑)」と言う位、HARLEYスポーツスターとDUCATIは同じバイクでも全くの別物
それもスーパーバイクなのでポジション、スロットル、クラッチ全てが初めてバイクに乗る感覚だったそうです
1199は所謂「勝つ」為のバイクというイメージがどうしても付きまとう
「速くないといけない・・・」という強迫観念にも似たところがあるが、正直なところそんな事は全く気にする必要のないバイクなんです
しかし、納車前のオーナーの気持ちはどうしても「乗れるだろうか?」という不安から納車後、距離を走るごとに「楽しい!乗っていると色々な発見がある!」と不安が全く無くなったそうです
最新の電子デバイスは確かに速く走る為のものかもしれないが、実際は安全の為のもの
安全性が高く格好イイ!これが1199 Panigale
「雑誌に書いてあるような難しい事は分かりませんが、ツーリングに参加した時など、自分の中の理想的にコーナーを走り抜けた時の気持ち良さを1199で知りました。コレだ!と叫びたくなるようなバイクとの一体感は最高ですね、鳥肌が出ますよ(笑)1199は僕の知らなかったバイクの世界を教えてくれました」
実際、その日の気分や体調などで、走行モードの切り替えがある事で、安心を生んでいると体感された方ならではの意見でした
安全に楽しくスポーツライディングする事に目覚めた新川さんは1199に乗るようになって、スポーツスターとの付き合い方にも変化が
「スポーツスターの乗り方が変わりました。走らせる事への一体感を求めるようになったと言うか、スポーツスターでスポーツライディングをするようになったという事ですかね。マフラーとステップをガリガリ擦ってしまうんで変えたくなりましたよ(笑)」
まさにスポーツスターをスポーツスターらしく乗る事に目覚めてしまったようです
乗る事以外にも、新川さんはツーリング後、バイクを綺麗にするのも楽しいそうです
「磨きながら感じる事は、ボディラインが堪らなく綺麗なんですよ」
カメラも趣味な新川さんは、独自の目線で1199 Panigaleを見ているようです
「どの角度から見てもデザインの全てが好きなんですけど、特に後ろ周りのデザイン、造形は溜息ものです。1199は乗っても降りても最高のバイクです」
イタリア本社の方に聞かしてあげたい言葉ですね
最後に新川さんが「スポーツスターと共に旧車と言われるまでずっと乗り続けたい」と言っていた時の眼差しに熱いものを感じました
簡単なようで難しい乗り続ける事・・・
その情熱を持ち続けられるよう我々もサポートしていきます。
イタリアンツイン1200ccスーパースポーツとアメリカンツイン1200cc、全く別物のビッグツインを愛する新川さんのバイクライフは無限の楽しさが待ってます
NO BIKE NO LIFE