2013年8月12日月曜日

レギュレーター注意報発令 及び 夏季休業のお知らせ

昨日だけで数件「エンジンが始動しないんです」って感じでお客様からお電話がありました。

「お昼前後」「出先」・・・多分というか大体レギュレーターがパンクしているケースが多く、やはり的中していました。さて、レギュレーターとは何ぞや?

エンジンが回っている最中、ジェネレーターで発電されますよね。それをレクチファイアで交流の電流を直流に変換します。このままバッテリーに落とす事は出来ますがエンジンの回転の上下があるので一定の電圧で充電出来ません。バッテリーは12Vですのであまり大きな電気が一度に流れるとバッテリーに大きな負担が掛かり破損、最悪だと爆発しかねません。そこで「レギュレーター」の登場です。
バッテリーに流すには不適切な大きさの電気を制御してくれるワケですね。
では壊れたらどうなるか?というとバッテリーへの充電が止まってしまいます。
冒頭の「エンジンがかからない」というのはレギュレーターの破損によりバッテリーへの充電が出来なくなったからです。
止まってしまった場所まではバッテリーに蓄電されていた電力で何とか走っていただけなんです。

予兆としてはミスファイアによるバックファイアが頻発したりライトが暗くなったりというのが挙げられます。
(ラッキーな例ですが冷えると復活する場合もあります。が、上記のような症状が出た場合、絶対に無理な事はしないでくださいネ)
制御により余った電気はどうなるんでしょう?

その電気は「熱」に変換されます。

変換により発生した熱を逃がす為、多くのレギュレーターの外観はヒートシンクと呼ばれる金属製のフィンが付いてます。

結局、レギュレーターの中に抵抗を作って制御しているのでレギュレーター自体も熱害によりそのうち寿命がきます。また、車種によっては熱の逃げが良くなくて寿命が短くなるケースもあります。対策も出来る物もありますので気になる方はご相談くださいね。

古いバイクのレギュレーターのハーネス類がカッチカチになってたり若干焦げているのは熱の影響もあります。

ただ、電器製品にありがちなのですが寿命は突然やってきます。

もしもの時の為に連休等で遠出をされる方はロードサービスへの加入をお勧めします(加入はお客様からも出来ますし弊社でも取次ぎしております)。
遠方・弊社定休日等で引取りが出来ない事もありますので・・・。
 
 
前置きが長くなりましたが8月13日(火)~8月16日(金)の4日間、まことに勝手ながら夏季休業とさせていただきます。
ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。

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